しつけは人間の社会の中で暮らす犬のルールです。愛犬の幸せのためにも愛情を持って身につけさせましょう。
犬、ネコ、爬虫類、熱帯魚などのペットの中でも、人間に一番飼われている犬には、人間と同じように個性や性格があるのを、ご存知ですか? 犬の種類によっても温厚でおとなしい、気が強いなどの特徴があったり、同じ犬種でも毛種(長毛種や短毛種)や性別によって、性質が大きく違うこともあります。例え、温厚といわれる犬の種類でも、その個性の違いで気が強い犬がいたりすることがあります。
犬のしつけの第一歩は、飼い主が犬の気持ちを理解しようと努めて、人間と犬の間にしっかりとした信頼関係を築くことです。その信頼関係があってこそ、犬のしつけは成功します。しつけとは、愛犬に愛情を持って、愛犬の気持ちをしっかり理解した上で、人間(飼い主)の気持ちを伝えることではないでしょうか。
また、お父さんがしっかり犬にしつけをしても、お母さんや子どもが甘やかしてしまっては、しつけは何の意味もなくなってしまいます。犬も家族の一員だということを、飼い主も家族もしっかりと理解して協力しましょう。
犬のしつけで、早いうちに教えておきたいのが、トイレのしつけです。トイレのしつけは、子犬が家にやって来たその初日から始まっています。我が家に犬を迎える前に、しつけの仕方を頭に入れておいて、心の準備と、そして場所の準備をしておいてください。
まずトイレの場所は、茶の間やリビングなど常に人間がいる場所ではなく、できるだけ人気のない場所を選んで下さい。また、トイレのしつけを成功させるために、トイレをさせる場所は、一度決めたらできるだけ変更しないことが大事です。トイレの場所を動かすと、子犬はどこですればいいのか分からず、混乱してしまいます。常に、同じ場所に置いておきましょう。
犬が自分からトイレに行こうとするとき以外は、毎日、朝晩に「おしっこ」や「ウンチ」をしなくても、トイレの場所に連れて行くようにしましょう。これを毎日繰り返し行うことによって、習慣づけされ覚えることができます。犬がトイレに行きたくなる時は、起きた直後と食事をした後と運動をした後です。このタイミングを逃さず、トイレの場所に連れて行ってあげてください。
しかし、トイレのしつけで、叱るのはやめましょう。 仮に、トイレ以外の場所でしてしまって、「だめ」「いけない」などの言葉で叱っても、子犬は「ウンチをしたから叱られた」くらいにしか思わないからです。子 犬は、「トイレ以外の場所で排泄したから叱られた」とは理解できないのです。根気よく、声かけをしてうまくトイレができたら、少しオーバーなくらいに、褒めてあげましょう。効果的な犬のしつけのポイントは、すぐに覚えなくても、叱らずできたら少しオーバー気味に褒めてあげることです。
犬の食事のしつけに一番大切なことは、食事は毎日決まった時間に与えることです。決まった時間になったら、決まった場所で食事がもらえるという習慣を学習させることで、犬にとって人間(飼い主)を都合の良い存在にしないことです。可愛い顔でおねだりすると、いつでも食事をもらえるという気持ちにさせないことです。かわいそうですが、犬のために飼い主も我慢してください。
そして、もし決まった時間に与えても食べないときには、かわいそうかもしれませんがすぐに食事を片付けてください。犬が食べないことが気になって「置いておけば後で食べるだろう」と食事をそのままにしておいては、犬のしつけはできません。
食事中に人間が近寄ると、吠えたり唸ったりして威嚇をする犬がいます。犬が食事をしている時に、人間がそばにいることに慣れさせるために、子犬が家に来た最初の日から、食事中には食器に触ったり、中を混ぜてあげたり、食器から手に取って与えたり、また食器をずらしたりしながら、いつも人間がそばにいる習慣をつけてください。こうやって慣れてくると、犬は食事中に人がいても気にならないようにになります。特に子犬の頃は、食器を使わず、全ての食事を手で与えるという方法もベストです。
また、人間が食事をしていると、犬がそばに寄ってきて、人間と同じものを欲しがることがありますが、人間の食事を犬にあげることはしないように気をつけましょう。ちょっとかわそうな気もしますが、人間が食事をする時には、別の部屋に入れたり、ゲージに入れるようにして、人間が食事をしているところを見せないようにしてあげましょう。これも愛犬のためですね。